
最近、子供に武道を始めさせたいという相談を、お受けすることが多いです。
まあ、瀬戸養正館武道道場は、大人の為の道場をコンセプトにしています。
ですから子供をどんな道場に通わせればよいかは、私自身答えを持っていません。
(持っていれば、自分のとこがベストって言いますけど・・・。)
いろいろな考え方がある中で、私個人の考えを書くことにします。
武道はその指導者・流派・スタイルによって、随分その内容が異なります。
ですから武道一般を全部同じようなのもとして捉えるには、難しいです。
また商品やマニュアル化されたサービスでもないので、それぞれの道場で質も随分異なります。
子供によっての、向き不向きも大きいです。
その道場ではうまくいかなくても、よその道場では上手く行くことも多く、どの道場であわなくても武道そのものが向いていないわけではないことも多いです。
で、
結局親御さんがご自身の目で選んであげるのが一番です。
向き不向きも子ども自身の判断ではなく、親御さんが判断すべきです。
出来れば、自分自身が入門してみるべきです。
親が出来ないことは、子供も出来ません。
親がやって面白くない、役に立たないなら、子供にとっても同じです。
お金だけ払って、子供のお尻を叩いて無理やりやらせたところで、
結局親の子供に対する責任転嫁だけになりかねません。
本当に子供のために武道を習わせるのなら、自身の体験に基づいた物で無ければなりません。
またソウでなければ、子供に対し説得力を持たないでしょう。
昔から師に言われてきたことが有ります。
「人より一年早く武道を始めるなら、人より2年長く師を探しなさい。」
早期教育も大事かもしれません。
しかしそれ以上に、先生という物も大事です。
特に自分で判断力を持たない子供にとっては特にその選択が重要です。
親御さんは自身の責任で、道場を選ぶ義務があると思います。
武道の道場以外でも同じなのかもしれません・・・。