2011年08月26日

試し割り(武道的意義)。


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今年の瀬戸物祭りの演武、
最後に、試し割をご披露してもらおうと思います。

試し割とは、木板やブロックなどを突きや蹴り(場合によっては、刀や得物で)で破砕するものです。
空手の演武では、定番であります。
今回の養正館武道の演武では、固定した目標ではなく動きの中で試し割りを行ないます。
このことで、演武の内容がより緊張感の高い物にして有ります。

この試し割り、パフォーマンス性が高いのですが、
実際の武道の動きと比べ不自然であることから、武道的意義は薄いといわれがちです。
確かに試し割りそのものが目的となってしまっては、そう思われても仕方がありません。

しかし実際にこの試し割り、適当に修練する事は、とても意味深い目的が有ります。
まづ一義的には、正確な打突・斬撃のコントロール。
やはり正確に目標に当てることが出来なければ物は破壊できません。
今回使うのは、建築用の角材です。
突き蹴りをまっすぐ当てなければ、怪我をしてしまいます。
ソウですから、正確に目標を捕らえる為の集中力の養成が出来ます。

そしてやはり重要なのは心の問題です。
試し割りは出来ると思って撃ち込めばかならづ割れます。
しかし迷いがあったり、集中が足りなかったりすると、強い力で打ちこんでも失敗します。
限られた時間の中で集中力を高め、戦いを貫徹する覚悟を決める。
これは実戦の場面で技術以上に重要な事柄です。


また試し割には、多かれ少なかれ闘争心・攻撃的な心の高まりが強まります。
これをコントロールするトレーニングが出来ます。

これらを意識して行なえば、試し割りは非常に効率の良い武道の修練になります。
武道の修練が戦いを想定している以上、どの練習法にもそれぞれ重要な意味があるものです。
単なるパフォーマンスに見える試し割りも、このように見れば又視点が変わってくるのでしょうか。











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2011年08月23日

2011年度養正館武道演武のお知らせ。


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 お世話になっています。
 節電の過酷な夏、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 お体に変調は有りませんか?
瀬戸養正館武道の、加藤寛一朗です。
 

大せとのも祭りにおける奉納演武も、今年で三回目になります。
 窯神神社神前で行なう本演武は、養正館武道における一年の節目になっています。
 今年は、九月十日土曜日朝九時ごろより窯神神社神前にて執り行わせていただきます。


毎年お願いしていることでは有りますが、
本年度も、奉納演武協賛金のご協力をお願いします。

一口5,000円からで、なにとぞよろしくお願いいたします。

集まった協賛金は、道場運営・海外道場交流の費用として大切に使わせて頂いております。
協賛者の方におきましては、当日配布する演武のパンフレット裏面にお名前・会社名・団体名を記載させていただきます。


また道場練習生の方も、随時募集しております。


毎週水曜・日曜夕方六時より九時ごろまで、
(時間内であれば、何時に来ていただいても良いです。)
瀬戸深川神社境内にある、神武館内にて練習を行っています。
中学生以上の大人を対象としていますが、場合によっては親子での参加も可能です。
月謝は3,000円。
詳細は、お問い合わせください。 



                          三国ウェスト農場(有)
瀬戸養正館武道
加藤 寛一朗
H.P.:http://www.mikuni-west.jp/
E-MAIL:info@mikuni-west.jp
tell:0561413795
mobile:09088673560

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2011年07月15日

養正館武道近代史事始め。



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養正館武道とは、もともと講道館柔道の一組織でありました「古武道研究会」に端を発しております。
急速に近代化・スポーツ化を進める日本の武道会において、故・嘉納治五郎翁が危機感を感じ、
古くからの日本武道の研究・研鑽・実践を試みた物であります。
その後、この古武道研究会は解散されましたが、其処で研究・研鑽を行なっていた故・望月稔によって「養正館武道」は設立されました。

養正館武道は、日本固有の技術体系・理念を現在まで保存・実践しているものであります。
古くから理合をいかし、現代に対応する状況対応力・体力・技術を養成しています。
共通する理合から、突き・蹴りを中心とする打突から関節技・逆技による護身術、また剣・棒による得物術を総合的に修練しています。
現在はこれらの技術は、競技化に伴い別々に継承されています。
しかしこれら本来共通の体系から生まれた総合武道として、発達してきた物です。
養正館武道では、これらの歴史を配慮しかつ現代にも通用する修練体系としいまな修練され続けている物であります。

瀬戸養正館武道は、ワタクシ寛一朗が師・望月紘雄またその一門によって指導された物が元になっています。
まだまだ若輩であり、充分な技術はありませんが瀬戸における師の代理として張り切らせていただいています。
師・望月は40年以上、フランスの地で養正館武道の修行・普及につとめています。
瀬戸の地に養正館武道が根付いた以上、瀬戸を養正館のふるさとにとまでいってくれています。
私ごときでは有りますが、瀬戸の地にこのような道場が出来たのも何かの縁とおもい、


どうか今後もお引き立て、ヨロシクお願いします。
    

                          三国ウェスト農場(有)
                           瀬戸養正館武道
                            加藤 寛一朗
                       H.P.:http://www.mikuni-west.jp/
                        E-MAIL:info@mikuni-west.jp
                            tell:0561413795
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2011年03月17日

養正館武道連盟より。


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東北地方で起こった地震は、日々緊迫した物になってきています。
マサに「未曾有の国難」というべく事態になりました。
直接被災したわけではない、東海地方でも影響が強くなってきました。

四月に予定されていました、ヨーロッパ養正館武道日本来訪ツアーですが、
中止にするとの連絡をいただきました。
一ヵ月後、日本の状態も不明です。
フランス政府も、日本渡航に慎重になるよう呼びかけているそうです。
何より、今日本が一丸となって戦わなければならないときに、
海外から、観光などにとても行ける訳が無いとの、連絡でした。

またこのようなメッセージも、いただいています。

かならづ、来年訪日します。
今回の人数(37人)の、倍は行くはづだ。
かならづ、復活した日本を見せて欲しい。

ヨーロッパを始め、世界各国の養正館武道道場では、
日本のために東北のために、練習の際「黙祷」を行なっているとのことでした。

いままで養正館日本ツアーに尽力を尽くしてくれた皆様方、来訪を楽しみにしていただいていた皆様方、
ご迷惑をおかけします。
彼らがいづれ来日するそのときに、胸を張って迎えられるよう私自身覚悟を決めていきたいと思います。
引き続き、「養正館武道」「養正館武道瀬戸道場」をヨロシクお願いいたします。





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2011年02月25日

道場の選び方(子供編)。


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最近、子供に武道を始めさせたいという相談を、お受けすることが多いです。
まあ、瀬戸養正館武道道場は、大人の為の道場をコンセプトにしています。
ですから子供をどんな道場に通わせればよいかは、私自身答えを持っていません。
(持っていれば、自分のとこがベストって言いますけど・・・。)

いろいろな考え方がある中で、私個人の考えを書くことにします。
武道はその指導者・流派・スタイルによって、随分その内容が異なります。
ですから武道一般を全部同じようなのもとして捉えるには、難しいです。
また商品やマニュアル化されたサービスでもないので、それぞれの道場で質も随分異なります。
子供によっての、向き不向きも大きいです。
その道場ではうまくいかなくても、よその道場では上手く行くことも多く、どの道場であわなくても武道そのものが向いていないわけではないことも多いです。

で、
結局親御さんがご自身の目で選んであげるのが一番です。
向き不向きも子ども自身の判断ではなく、親御さんが判断すべきです。
出来れば、自分自身が入門してみるべきです。
親が出来ないことは、子供も出来ません。
親がやって面白くない、役に立たないなら、子供にとっても同じです。
お金だけ払って、子供のお尻を叩いて無理やりやらせたところで、
結局親の子供に対する責任転嫁だけになりかねません。
本当に子供のために武道を習わせるのなら、自身の体験に基づいた物で無ければなりません。
またソウでなければ、子供に対し説得力を持たないでしょう。


昔から師に言われてきたことが有ります。

「人より一年早く武道を始めるなら、人より2年長く師を探しなさい。」

早期教育も大事かもしれません。
しかしそれ以上に、先生という物も大事です。
特に自分で判断力を持たない子供にとっては特にその選択が重要です。
親御さんは自身の責任で、道場を選ぶ義務があると思います。

武道の道場以外でも同じなのかもしれません・・・。







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2010年09月15日

養正館奉納演武報告後記。


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おかげさまをもちまして、
2010年度瀬戸物祭り奉納演武会、無事終了しました。
本年度も多くの皆様のご協力に感謝いたします。

今年は天候も良く(昨年度は土砂降り)、多くの方に演武を見ていただきました。
あまりのお客さんの多さに、一同少々緊張してしまいました。
私などついつい早口になり、解説が聞き取りにくかったという大失態・・・。
反省です。
そんなこんなで、ついつい計画より大幅に早く演武が終わってしまいました。
「もう一回。」なんて声もかけていただいたのですが、暑さと緊張で全員ダウンでした。

夜は、ほっと一息。
瀬戸物祭り名物の、花火を見ながらのバーベキュー。
去年は雨で見れなかった花火も、今年は満開です。

2010年度、養正館武道瀬戸道場を協賛していただいた皆様、ありがとうございます。
以下、ご紹介させていただきます。

2010年度瀬戸養正館武道協賛者様一覧。

株式会社 魚こう
林 百合枝

弁護士 加藤 洪太郎
kato@daiichi-law.gr.jp

誠不動産 杉浦 誠

株式会社 加藤建材

ヴァイオリンニスト・指揮者
西田 博

犬飼社会保険労務士事務所
社会保険労務士・行政書士
犬飼 佳寿子

瀬戸の料理教室・T−time TABLE
加藤 朋子

高木 雅子

藤井 孝子

有限会社 三国ウェスト農場
加藤 八江
                             (順不同)
                             (敬称略)

                        ありがとうございました。
                              養正館武道一門




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2010年09月10日

養正館奉納演武IN瀬戸物祭り。


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今年もやってきました、瀬戸物祭り養正館奉納演武会。
いよいよ、明日です。
朝、神事が始まります前、三十分をお借りしての開催です。
9時45分開始。
場所は、窯神神社本殿前です。

今年のテーマは、「養正館の歴史と成り立ち」です。
養正館武道が、どのような過程で出来上がってきたか。
どのような技術体系の発展をしてきたかを、演武仕立てでご紹介いたしします。

去年は、「養正館道場の練習」について紹介させていただきました。
今年は、少し趣向を変えての演武です。
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2010年07月30日

台本30回。


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先日、瀬戸中小企業同友会の会合に出席してきました。
有意義なお話が色々あった中で、講師の先生が、
「人を納得させるスピーチを行なう為には、30回のリハーサルが必要である。」
と、言っておられました。
スピーチの合間に「あ〜、」とか「う〜、」が多ければそもそも説得力を持ち得ないと言われました。

確かに、
相応に説得力を持つスピーチを行なうには、回数によって練りこまれた「力」が必要です。
力強い信念に満ちた口調は、それなりに説得力を待ってきます。

9月11日土曜日朝九時半から窯神神社境内で行なわれます今年の養正館武道奉納演武。
ただいま台本の読みの練習中です。
30回出来るかどうかわかりませんが、きちんとした物がご披露できればと思っています。


そうそう、
「ウソも1000回言えば真実になる。」
ナチスの宣伝相のゲッペルスの言葉でしたっけ。
最初人を騙す為のついた嘘も繰り返すことで、自分さえも信じてしまう人っています。
案外テレビの情報ってこのたぐいが多かったりしませんか?
気をつけませう。



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2010年07月16日

テッキョン。


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本日の記事タイトル、「テッキョン」。
???な人、多いんじゃないでしょうか。

一年ほど前、瀬戸養正館道場に小柄ながらも身体の引き締まった、明らかに武道経験者と思われる方が見えられました。
この方、まったくの偶然ですが私と同じ大学でした。
大学が東京にあったため、瀬戸で同じ大学の人と会うのは初めてでした。
二人で懐かしい話で、盛り上がりました。
話をしてみると、なんと。
学部も年齢も入学年次も同じ。
それも、大学合気道部の主将だったそうです。
大学合気道部といえば、知る人ぞ知る「明治神宮・至誠館合気道」。
いや、絶対僕より上手いし・・・。

この男、なかなか面白き人物でして。
大学を卒業後、韓国に何年間か留学していたそうです。
ですから勿論、韓国語は流暢な物です。
そして驚くことに、留学中かなり本格的に韓国の古武道「テッキョン」の修行をしてきたそうです。
私も、名前だけは知っていました。
動画サイトで、試合や演武も見ました。
しかし、実際に道場に通った人は始めてみました。

「テッキョン」は、高度に近代化されたテコンドーとは随分異なる物です。
足技が中心である事は同様ですが、その技術体系はまったく異なります。
彼いわく、「テッキョンは、足を使った合気道。」
精妙に相手を崩していくソレは、たしかに合気道に共通する物を感じます。

しかし、このテッキョン。
合気道ではありません。
勿論、テコンドーでもありません。

通常、どんな武術も案外共通点があるものです。
テッキョンには、私が経験したことのある、武道・格闘技の中には一切無い技術体系があります。
いや、まだまだ経験不足。
これからも、精進しなければいけません。

9月11日の瀬戸物祭りでの神前・養正館演武、皆さんヨロシクお願いします。




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2010年07月08日

養正館武道演武会2010のお知らせ。

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昨年に引き続き、今年も瀬戸養正館武道の演武を行います。
瀬戸窯神神社奉賛会ならびに大せとものまつり実行委員会のご厚意により、瀬戸物祭りにおける奉納神事の一つとして行わせていただけることを、報告・御礼を申し上げます。

9月11日土曜日、朝9時半より、瀬戸窯神神社境内にて行います。

さて、この瀬戸物祭りです。
瀬戸物祭りは、窯神神社に祭られます磁租・「加藤民吉」を祭るお祭りです。
磁租とは、陶磁器を始めに瀬戸で始めた人のことです。
陶器の租である、陶租とは異なります。
長い瀬戸物の歴史の中で、加藤民吉は中興の祖であります。

瀬戸物祭りでは毎年、修行の為見捨てられた民吉の妻の涙雨が降ることが知られています。
日付をずらしても、曜日をずらしても、なぜか雨が降ります。
昨年の演武の際も、雨が降りました。
今年はどうでしょう?


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2010年06月09日

有馬温泉の町並み(武道の間合い)。

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有馬温泉は、日本最古の温泉の一つと言われています。
そんな有馬温泉の町を歩くと、古くからの町並みを味わうことが出来ます。

古い町を歩くと、いつも感じる事があります。
そう、道が狭いんです。
東海道や中仙道といった街道でも、人がすれ違うのがやっとといった場所が多いです。
有馬温泉の町も、場所によっては街のメインストリートであっても狭い道が続きます。

武道を修行をしていますと、不思議に思っていたことがあります。
上級者になるに従って、剣術も体術・得物すべてが接近した相手に対処するワザが増えてくるのです。
遠い間合いから一気に飛び込んでくるようなワザが有利であると思っていました。
特に試合競技を行っていると、なるべく遠くから攻撃できることが有利と感じていました。
しかし、練習を重ねるに従って、教えられる技は接近した状態を仮定したワザばかりになって行きます。
以前はそんな武道体系を、不思議に思っていました。
しかし有馬の町のような、古い町並みを眺めていると自然に疑問は氷解していきます。
そうです、もともと広い場所での戦いと言うことは、日本の武道が仮定することが少なかったのでしょう。
特に護身術という観点からは、このような狭い場所での柔軟な対応が必要不可欠なのです。

結局、日本武道の技術体系は、日本の環境・風土の中で発達したのでしょう。
聴くところによると、中国拳法の中でも跳び蹴りなどを多用するのは、広い草原地帯で発達した流派だそうです。




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2010年05月27日

南仏の蝉。

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やっと、やっと気温が上がってきました。
朝晩はまだまだ寒さが残りますが、日中気温が高くなってきますと、
三国ウェスト農場がある三国山山中でも、蝉の声を聞くことが出来るようになりました。

この季節蝉の声を聞くと、私の養正館武道の師であります望月紘雄先生のツブヤキを思い出します。
「フランスの蝉はつまらん。にぎやかな日本の蝉が懐かしい。」

南仏と言うとイメージ的には、温暖な気候を思い浮かべます。
しかし実際は、緯度的に日本の北海道と同じぐらいの位置にありかなり冷涼な気候です。
ですからかろうじて蝉は生息している物の、一種類しかいないです。
当然鳴き声も日本のように多様ではなく、単にジージーなくノミです。

それでも南仏は、フランスでの唯一の蝉の生息地となっており、
蝉をモチーフにした陶器(特産品の一つ)が多くお土産として売られています。

なんといいますか、
そのように四季の気配に気を配り、情緒豊かに生活する。
これも武道家の大事な素養の一つなんです。
機械的・人工的な生活は、武道家にとっての大事な「勘」が失われてしまいます。
昔の武道家はこの「勘」を磨く為、ヤマ篭りをしました。
たまには自然の中での稽古も大事です。
武道の修行者の皆さん、一度三国山にいらっしゃいませんか?











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2010年05月07日

気合(発声)と武道。

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エイッ!(鋭!)、オウッ!(応!)。
掛け声を掛けながら、技の応酬を繰り返す。
道場というと、そんなイメージがあります。

この掛け声、
いろいろな意味があります。
自分の中の攻撃性を高めたり、練習中の集中力を高めたり。
はたまた相手を威嚇・萎縮させたりする為にも使われます。
特に練習中は、声を出すことで緊張感を持続させるために声を出すことを奨励する道場・流派が多いです。

さて、養正館です。
その昔、私がまだ高校生だったころです。
200人ほどいた身体の大きな西洋人の中で、一人だけ混ざって練習していました。
気迫で負けないように、また目立って先生に誉めてもらおうとの下心モ有り、自分の技が決まるたびに絶叫していました。
内心、気合の入った自分の姿にチョッと自己陶酔していました。
そこにおもむろに近づいてきた先生に、「もう少し、しづかに練習しなさい。わかったから・・・。」と言われてしまいました。
自分が見透かされたような気がして、赤面してしまいました。

後日掛け声について、先生の指導を受けました。
養正館武道では、無声の気合を良しとするとの事。
あまり声を出すと、かえって気迫がもれ出てしまい又疲れも早いとの事です。
気合は腹にためるが、原則。
そもそも実戦では、声が出せない状況のほうが多いのです。
状況対応力を磨くことを目的とする養正館武道の修練において、自ら状況を限定することは本来的に正しくありません。

ただし、呼吸法を学ぶ上で掛け声は有用な練習法ではあるそうです。
しかしその際でも、なるべく小さい声で行うのが肝要です。

そのほかでも、やはり子供の指導の際などは、集中力の持続のために積極的に声を出させた方が良いそうです。

とにかく自分をアピールする為に、でかい声を出すなど論外。
だそうです・・・。

余談ですが、
かの剣聖・宮本武蔵はその教えの中で、
「実戦ではなるべくおかしな声で声を出し、相手の気勢をそぐべし。」
と申しております。







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2010年03月12日

将軍様の刀と目釘穴

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おなじみの音楽と共に、将軍様扮する松平健が悪者をバッタバッタと薙ぎ倒す。
暴れん坊将軍、好きでした。

ちゃんばらが始まる前将軍様は、相手を斬らないようにミネに返します。
初代家康公以来将軍家は仏教徒でしたが、吉宗は神道。
将軍様の刀を血で汚さない為の、当然の作法でしょう(神道では血は穢れ)。

この刀をひっくり返す際、カチャンと音を立てます。
これが子供心にとてもかっこよく見えました。
宮嶋茂樹風に言えば、「シッブー!」てな感じです。
同じことが出来ないか、さんざん父の刀を弄くりまわしたものです。

しかし、
自分で居合い刀を持ち、自分で刀の手入れをするようになって思うんですが、

あの刀、目釘がゆるんでるんじゃないですかね。

目釘というのは、写真に写しておきましたが刀の刀身と柄(持つとこね)を連結する竹(竹じゃあない場合もある)で出来た釘のことです。
この目釘がゆるんでいると、カチャカチャ音がします。
もちろん手入れ不良。

この目釘がゆるんだ上の事故、意外と多いです。
演武の際、刀身が抜け飛んで観客や同輩を傷つけたという話は結構あります。
上級者と言われる人でも、この目釘の確認をしない人が多いです。
どんな刀でも一度握れば、その人の責任。
必ず目釘の確認をするべきです。
人の刀を借りる際は、あまりあからさまに確認すると嫌味になります。
あくまでさりげなく確認し、異常があればそっと持ち主に知らせてあげましょう。

ちなみに私が練習に使用する居合い刀は、通常1本しか打たない目釘を2本打ってあります。
用心には越したことはありません。
本当は2本目の目釘は少しゆるく打っておいて、一本目の目釘が折れた際にすぐに気が付くようにすると良いそうです。


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2010年02月26日

水分補給。


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運動中の水分補給、大事です。
身体が水分不足になると、運動のパフォーマンスレベルが落ち、ダイエット効果も半減してしまいます。

しかしこの水分補給、意外と難しいです。
マラソンなんかでも、水分補給を制する者はタイムを制すと言います。
言わなかったっけ?
まあそれだけ難しいということです。

最初のころ、ジムでも道場でも単なる水を飲んでいました。
カロリーの無い水は、ダイエットに良いと考えていたのです。
しかし2時間を越える運動をする場合は、水だけでは頭がボーっとしたり極端に身体がだるくなったりします。
そこに水を大量に飲むと、気持ち悪くなります。
最初、体力の問題と思っていました。
しかしこれは、水中毒といわれる状態で、場合によっては死に至るほど危険な状態なんだそうです。

長時間の運動を日常的に行っている人にアドバイスを貰い、水分補給の方法を変えたところ、目覚しい変化が起こりました。
まず、以前と比べ長時間体が動くようになりました。
またその間、集中力が途切れにくくなりました。
今まではキツイ運動後は次の日に疲れを残していたのが、なくなりました。
これは、肝臓の負担が軽くなったことによる物と思われます。
今まで飲んでいた水の量の半分も飲まなくなりました。

運動中は単なる水よりスポーツドリンクの方が良いです。
ただ、糖分が高すぎるとかえって身体の負担になります。
もちろんダイエットにも良くありません。
また水分が不足している状態では味覚が甘さによく反応する為、通常の濃さのスポーツドリンクは甘すぎて飲めません。
そこで私は、粉末のドリンク剤を2種類それぞれ倍の水に混ぜて使用しています。
一つは脂肪燃焼に効果があるといわれている物、もう一つは疲労回復に効果があるといわれている物です。

今のところ非常に満足しています。

皆さんも、それぞれの生活習慣・運動目的に応じた水分補給を工夫してみてください。
最適は人それぞれ、
工夫次第で快適な毎日が送れるかも知れません。




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2010年02月19日

養正館日本合宿決定!

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最近ブログの更新が、滞っています。
心に元気がないと、ブログも書けません。
身体に問題は無いはずなんですが、一刻も早く自分の部屋に逃げ帰ってお布団の上に身体を横たえたい衝動が抑えられません。

なんて思っていたら、
そんな僕の状態を解っていたかのように、フランスから望月先生から電話です。
先生のゆっくりとした優しい声は、僕の自信と元気を回復させてくれます。

来年の四月、養正館ヨーロッパ勢だけではなくアメリカ・アジアなどから同門の仲間が日本に・瀬戸に集まってきます。

またいろいろな人に、お世話にならなきゃいけなくなりますが。
皆さんよろしくお願いしますね。

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2010年01月23日

赤いポスト。

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丸い円柱形のポスト、
なかなか見なくなりました。

一定以上の年齢の方たちからすると、いつの間にか無くなっていった気がするんじゃないでしょうか。
今はそのほとんどが、箱型一歩足ですね。
重厚な昔ながらのポストに、懐かしさを感じる人も多いの出は無いでしょうか。

さてこの円柱型ポスト、なぜ無くなっていたかご存知でしょうか?

そもそも郵便事業は、明治維新以来国家の近代化のための必須事業でした。
従って、ポストの設置も国家の威信をかけた事業でした。

そのため勢い、その形状・設置方法は頑健な物になりました。
やわで、脆弱な造りのポストでは郵便の信頼・国家の信頼の象徴足り得なかったのです。
ポストは分厚い鋳造鉄で作られ、地中深く埋め込まれました。

しかし時代が進むに従って、その頑丈さが仇になりました。
ポストはその象徴的機能・実用的機能の点から、街の中心や十字路に設置されました。
そういった場所は、時代が進めば当然交通量が多くなってきました。
歩行者やせいぜい荷馬車の時代は良かったのです。
時代が進むにつれて、ポストに車が激突して人身事故が起こる例が増えてきたのです。

こうしたことで、車がぶつかっても簡単に支柱が曲がる現在の箱型ポストが普及したそうです。
人間も固すぎると事故が起こります、やわらかく・やわらかく。
なかなかむずかしいんですけど・・・。


そうそう、瀬戸市は今年市政80周年。
古くから陶器の町として栄えたこの街では、まだところどころに円柱型ポストを目にします。
いままで気づかなかった場所で、古いポストを見つけると、ちょっとだけ「ラッキー」って思います。



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2009年11月08日

「気」の話。

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武道などをしていますと、「気」についてのご質問を受けることがあります。
この「気」の話題、武道人にとって中々繊細な話題です。
まあ、正面きって否定はしないです。
長い年月武道の修練を積むと、不思議な経験も無くは無い。
かといって肯定かといえばソウでもない。
出来ればこの話題は避けて通りたいというのが、多くの武道人の本音でしょう。

あるとき本屋で12人の高名な武道家に「気」とは何かについて質問するという本がおいてありました。
いつもならその手の本、片目で見ながら素通りしてしまいます。
しかしその時どうしても素通りできない理由があったのです。
なんとその本の表紙に、私の師匠の望月紘雄先生の御父上である望月稔先生の名前が12人に並び大書してあったからです。

恐る恐る本をめくってみました、
あまりエキセントリックなことはかいてないとは思っていますが、緊張しました。
稔先生の「気」とは何かについて言及するページ。
一行目、

「合気の気の字は、気合の気。」

いや、お見事。
思わずニヤリとしてしまいました。

こんな本があるとのことを他の養正館武道の先生に話をすると、みな一様に複雑な表情を浮かべ顔を伏せます。
まあそれだけこの話題は複雑で、アンタッチャブルなのです。
しかし望月稔先生の前期の記載について知れば、みなホッとした表情を浮かべると同時に本当にうれしそうに笑います。
ほんと、大笑いします。

養正館武道の精神、まさに此処にあり。

ですかね。



posted by 三国 at 21:57| Comment(2) | 養正館武道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

単管パイプでの鍛錬

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武道を練習していますと、自然と他流派の練習が気になってしまうものです。
先日も動画サイトを見ていたら、気になる物を見つけてしまいました。

剣術の団体なのですが練習に単管パイプを使うそうです。
単管パイプとは、工事現場で足場なんかを組む鉄のパイプのことです。
もちろんかなりの重さと、太さがあります。
これを日本刀の長さに切り、素振りや組み太刀を行うというのです。

この練習法は中々面白いと思いまして、自分も適当なパイプを使い型を行ってみました。
これは良いです。
動画の中でも言われていましたが、まづその重さ。
鍛錬に最適です。
また頑丈であることも動画の中で触れられていました。

しかしそれら以上に私がこの練習法について優れていると感じた点は、そのパイプの太さにあります。
太いパイプは握りにくく、ともすれば振った衝撃で手から取り落としてしまいます。
そうならないために、手指をシメ瞬間的な握りこみを行わなければなりません。
これは、真剣での手の内(手の作り)を学ぶに最適です。
またこの手の内のつくりは、拳で突くときや他の得物(棒など)で打つときに不可欠な要素です。
この手の内が出来るかできないで、打突の威力がまるで変わってしまいます。

ですから必ずしも剣の道を志す人でなくても、単管パイプは良いトレーニングアイテムになるんじゃないでしょうか。
例えばゴルフや野球のバッティングなど、インパクトの瞬間に手を締める必要があるスポーツなどはこのトレーニングが有効ではないでしょうか。

このように武道の概念に縛られない、工夫は面白いなと思います。
考えてみれば、新撰組で有名な天然理心流も手の内を作る目的で太い木刀を用いています。
単管パイプトレーニング、武道の理にかなったものです。

posted by 三国 at 18:32| Comment(0) | 養正館武道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

居合のススメ

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居合道、ご存知でしょうか?
真剣もしくはこれに近いものを用い、日本刀の抜刀・納刀の所作を学ぶ武道です。

居合道は国内外に愛好家が多く存在し、養正館武道でも剣術の一部として修練します。
この居合道、術としての実用性の議論は他の多くの書籍に譲るとして、
今回は居合道の修行の意義、意味合いについて一部考察してみたいと思います。

そもそも、剣術とは別に居合道を特に修行した意味は何でしょうか?

実際の闘争において、一番隙が多くなるのは抜刀のときです。
したがって、抜刀をあらゆるシチュエーションを想定しながら繰り返し練習するのは武士においては護身術の意味合いがあったのではないでしょうか。

また木刀・竹刀の稽古のみでは、真剣の取扱の習得が充分に行はれないという問題もあったのでしょう。
実際、腰に刀を差したままの運動は想像以上に困難です。
現代の武道家でも、刀を帯刀したまま受身がとれる人は稀有な存在ではないでしょうか。

最後に現代の武道家が居合道を修行する意味です。
刀の抜き差しをスムーズに行うのに、腰のスムーズな動きが不可欠です。
居合いによって習得できる腰の動きは、すべての武道に共通する動きです。
居合いによって腰の柔軟性が付くと、他の体術・得物術の動きも均整の取れたスピーディーなものに変わってきます。

既に他の格闘技や武道、はたまた他のスポーツを練習している人にも居合いの稽古はお勧めです。
居合道の修行により、自分の体に対する新しい可能性が見えてくるかもしれません。





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