2009年08月10日

乗馬と鞭(ベン)

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乗馬には、鞭を使用することが多々あります。
特に、初心者・中級者のうちは鞭を持っているだけで馬の集中力を維持しうる効果があります。
また拍車と比べ、間違って馬にあたる事が少なく使用が容易です。

鞭の目的は、主に3つです。

@馬の悪意による抵抗に対する懲戒。
A強い推進。
B脚の補助。

@ABどれも調教が進み騎手の技術が優れたものになるにしたがって、鞭は使用の機会を少なくしていくものです。
基本的には、鞭は補助的に使用されるものです。
特に、ABの目的については脚の補助ですのでできれば脚のみで操作できることが望ましいです。
鞭をどうしても使用する場合は、脚と同時に使用することが馬の教育に効果があります。

乗馬はその発達過程において、右手を自由にしておくことが要求されてきました。
したがって、馬場馬術(ヨーロッパスタイル)・使役馬術(ウェスタンスタイル・スパニッシュスタイル)共に上級者は片手手綱・無鞭を基本としています。

と、ここまでは洋式馬術の話です。

実は和式馬術では、鞭に対する考え方がまったく異なります。
和式馬術においては、鞭は補助的なものではなく主扶助として使用された模様です。
和式馬術では鞭(ムチ)を最も重要な扶助と考えていた模様です。

これは、和種馬の気質や馬具の形態によるところが多いのではないかと思われます。

和式馬術において、鞭の使用を独立した扶助としていた事はしばしば古典の中から探し当てることができます。
一番古いものでは、「捨遺和歌集」にかの聖徳太子が鞭捌きにより危機を脱した逸話が出てきます。

大坪流「黄昏乃巻」では、鞭について42カ条の操作法について言及があります。
また「十握乃巻」では鞭の材質・形・デザインなど目的に応じて、事細かに解説してあります。

これらのことから、和式馬術では鞭というものをいかに重視しているかを図り知ることができます。

まあ、しかし具体的な鞭の使用法についてはすべて口伝の上、秘伝となっていて現代ではこれを知ることは難しくなっているのですが・・・




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2009年07月19日

馬わらじ

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馬わらじ、ご存知ですか?
地方の民俗資料館などにいけばタマニ展示してあります。
しかし、今の時代は見たことはおろか馬わらじを知っている人も少ないんじゃないんでしょうか。

この馬わらじ、日本独特のものです。
元々馬は、野生状態では一日の大半を草を食む時間に当てて生活しています。
したがって一日の時間のなかで走ることはおろか、歩くことさえもほとんどしません。
しかし人間が馬を使役すると、馬は一日のほとんどを歩いてすごすことになります。
そうすると馬のひづめはその負担に耐えられなくなります。
そこで人間の手によって馬のひづめを人工をくわえ補強する必要が出てきます。
西洋では装蹄と言ってひづめに鉄の板を釘で打ち付ける方法が考案されました。
これは、現代ほとんどの馬におこなわれています。
日本ではこの装蹄技術は発達しませんでした。
八代将軍吉宗の時代にオランダから装蹄技術が持ち込まれましたが去勢技術と並び定着しませんでした。
この人の使役によるヒヅメの磨耗と言う問題に対し日本人は人と同じく「わらじを履かせる」という手段をとりました。

この馬わらじ長距離を歩く際には良く使われたそうです。
戦場などでは、縄で足が絡むことを防止する為はずしたそうです。
以外と長時間の使用は難しく、こまめな交換が必要だった見たいです。
コストパフォーマンスの悪さも現代では使われなくなった理由かもしれません。
現代でも馬の長距離走であるエンデュランス競技でこの馬わらじのもっと現代的なものが使われることがあるようです。

この馬わらじもう作れる人も少ないし滅びていく日本の文化の一つであろうなと思っていました。
しかし、しかしです。
すばらしい名古屋大学和式馬術部。
この馬わらじ保存に乗り出したのです。
村の古老のうち馬わらじが作れる人を探し出し、とうとうその技を会得してきてしまいました。
出来上がった馬わらじは見事に実用に耐えるものでした。
もはや古老の力を借りなくても自分たちだけで完成させれるそうです。






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2009年07月18日

競馬場観覧記


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先日、用事があって名古屋競馬場に行ってきました。
実は私、競馬を見るのも競馬場に足を踏み入れるのも初めてだったんです。
正直、乗馬と競馬は違うという意識が強く足を遠のけていました。

しかし、実際競馬を見ていますと非常に多く学ぶところがありました。
とくに、騎手の方たちの技術には多く乗馬が学ぶところがあります。

パドックで落ち着かない状態の馬に乗るときの騎手たちの騎乗の仕方は驚きを禁じえません。
不安定な馬の気持ちを刺激しないように薄い毛布をフワリと馬の背に掛けてしまうように馬にまたがってしまいます。
あんなふうに乗れるのは一種の理想です。
また馬の背に乗った後も馬が落ち着かないときは直ぐには体を前傾させた競馬姿勢(モンキースタイル)をとらず、足を下に伸ばし騎座を深くし馬をコントロールするさまなど非常に質の高い馬場馬術を見る思いでした。

しかし、なんですな。
たまに、乗馬クラブで見るモンキースタイルもどきで駆け足ばかりしている人。
あれは、モンキースタイルですらなかったんですね。
本物のモンキースタイルは、絶妙なバランスと筋力から作り上げられる達人技なんですね。
いや、驚くことばかりでした。



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2009年07月07日

フレーメン

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写真の馬の表情。
フレーメンと呼ばれる現象です。
その独特の見栄えから、馬が笑っているようにも見えます。

このフレーメン、本などでは馬の性的興奮を示すものと書かれている場合があります。
実際牡馬が雌馬のにおいをかぐことでフレーメンをすることもあります。
しかしほとんどの場合、強い香りを嗅いだときに性的興奮とは関係なくこの表情を見せることが多いようです。

写真の馬は、ニンニクを収穫した手でなぜられた後にフレーメンを見せています。
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2009年06月22日

和式馬術と三国ウェスト農場

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先日、和式馬術についての問い合わせのお電話をいただきました。
急だったこともあり、充分なお答えができず申し訳ありませんでした。
お電話で「ホームページを見た。」との事でしたので、このブログも見ていただけていると思いましてこの場をお借りして和式馬術についてお答えします。

近年、各地で流鏑馬が行われ好評を得ております。
しかし、三国ウェスト農場ではこの流鏑馬のみを持って和式馬術であるとは考えていません。
もちろん、流鏑馬も平安以来貴族文化として伝えられた和式馬術の一つであること言うまでもありません。
しかし、流鏑馬=和式馬術とは考えていません。
和式馬術とは、馬の調教から始まり作法・各種武術が体系化された文化なのです。

残念なことに、調息流・大坪流といった武道としての古流馬術は明治以来の近代化の中で宗家が途絶え完全に滅びてしまいました。
もはやこれらは、古文書や口伝(和歌として残されている場合がまれにあります)から再現するしかありません。
困ったことに、古文書にはわざとウソが書かれている場合があります。
そこで、和式馬術の再現には研究と実証が交互に必要となってきます。
この膨大な作業を、名古屋大学和式馬術部が三国ウェスト農場で行っています。名古屋大学和式馬術部 http://www2.jimu.nagoya-u.ac.jp/wasikibajutu/

私三国ウェスト農場寛一朗自身は、馬上武術を師匠の望月紘雄より習いました。
望月先生は、もともと乗馬が趣味であったことに加えヨーロッパ・カナダでの各種司法機関からの要請で自身が宗家をつとめる養正館武道と乗馬を融合させる研究を行いました。
実際に現在各国の治安組織において、養正館馬術として訓練されています。  ベルギー養正館馬術 http://www.bajutsu.com/index.htm
養正館馬術は、完全な和式馬術とはいえないものの武道という観点より実効性のある乗馬術が研究されています。
名古屋大学和式馬術部でも、剣・槍・棒などの得物術については養正館馬術を元に練習を行ってもらっています。


三国ウェスト農場では、乗馬の練習の一環として特に騎座・バランスの養成に養正館馬術を取り入れています。
お客様の中で一定の乗馬技術を習得済みでかつ希望するお客様に関しては特に養正館馬術の指導を行わせていただいております。

会員以外のお客様で他の乗馬クラブで一定以上の練習をすでに終了されているお客様につきましても、中級乗馬教室として養正館馬術の指導を行わせていただいています。http://www.mikuni-west.jp/price/index.htm
中級乗馬教室は全五回のレッスンになっています。
興味がありましたら是非ご一報下さい。


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2009年05月26日

馬の蹄(ヒヅメ)とウジムシ治療

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乗用馬の足の裏は、蹄鉄と呼ばれる鉄の板で保護されています。

馬にとっては足はその生命を支える上で重要な働きをしています。

では、馬が足を痛めるとどうなるでしょう。
馬の大きな体の末端まで血液をめぐらせるには、実は心臓の働きだけでは不十分です。
馬の足の先端・蹄(ひづめ)には、毛細血管が網の目のように張り巡らされています。
この毛細血管の束が、馬が歩くたびに収縮と膨張を繰り返しポンプの役割をして馬の全身に血液をめぐらせます。
馬が歩けなくなれば、全身に血液が行き渡らなくなります。
結果、ひどいときは心筋梗塞を引き起こしてしまいます。


馬の足は、人間の足より細いです。
馬の足は、数百キロの体重を支えるには想像以上に脆弱です。
したがって、足は慎重な管理が必要です。

馬の蹄を蝕む病気の一つに蹄葉炎があります。
中々難しい病気でこれといった治療方法が確立していません。
近年最新の治療として蛆虫(ウジムシ)を使った治療が試みられています。
無菌培養された蛆虫に馬の病気になった組織を食べてもらうという治療です。
人間でも、戦争中などは蛆を除去せずに傷の治療を行ったそうです。
最近の研究では蛆虫は病気になった部分を食べてくれるだけではなく、体の組織の再生を促す「アロチン」という物質を分泌していることが分かっています。
今後は、この蛆虫を使った治療が人間の怪我でも一般的に使われるようになるかもしれません。
ちょっと、コワイ感じもしますが・・・

次の記事は、植物でこの「アロチン」を多く含む「コンフリー」(和名:ヒレハリソウ)のお話です。
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2009年05月22日

水馬の術(実践編)

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 今日は、実際に馬で川などを渡る水馬の術実践編です。
 
 フランスでも水馬の術(とは言わないでしょうが・・・)は研究されていました。
ジェームス・フィリスの著書にもわざわざ項目を裂いて言及があります。
以下、馬と共に水中に落下しても沈まないコツです。

まず、馬が水中より頭を出そうとするあまり頭を高くあげ、後駆をさげてしまうと馬は水中に沈んでしまいます。
ですから、騎手がわずかでも手綱を後方・上方に引けば馬は水中で起立した状態になり騎手と共に沈んでいきます。
そこで馬と一緒に泳ぐ為には、
馬が後駆を浮かしやすいように、騎手はタテガミを強く握り締め上体を前傾して馬の首に伏せるようにします。
脚は自分だけ浮いてしまわないよう、しっかり馬にしがみつきます。
絶対に手綱をひいてはいけません。
もし方向を変えたい場合は、両手で手綱を持ち、真横に開くように手綱を使います。

これで、あなたも水馬の術の体得者?

機会があったらお試しください。
もし、試した方がいましたら是非ご一報ください。



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2009年05月21日

水馬の術

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古来河川は重要な戦略拠点であり、また防衛線でもありました。
したがって、馬で川を泳ぎきることは武士にとって修練すべき必修科目でした。

戦国武将では徳川家康が水馬について熱心だった様です。
家康自身も大坪流馬術の名手であったといわれ、70歳を過ぎても日々の騎乗鍛錬を怠らなかったそうです。
家康は、駿府で武将たちが阿部川の冷たい流れで馬の足を冷やしているのを見て、
「もったいない、ただ足を冷やすのではなくそのまま馬を引いて川を渡れば水馬の練習になる、渡れ、渡れ。」
と声をかけたと言われています。

時代が下り、八代将軍吉宗の時代になるとそもそも泳げる武士が少なかったようです。
これを憂う吉宗は、浅草川での水泳の鍛錬を命じました。
中には上手なものも現れ、馬と共に甲冑をつけ、刀が濡れないように頭上に掲げたまま泳ぎきるものもいたそうです。
享保20年7月には、江戸大川で水馬の上覧を行い、以降「馬渡し」
という江戸の年中行事として定着しました。




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2009年05月19日

うまかき

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スタッフの宮尾さんから、オーストラリア馬紀行です。


テレビの旅番組で、隠岐の島での牛の海水浴のシーンがありました。牛が海で泳いでいるのを有料で見学できるというものです。しぶきをあげずにゆったり泳いでいました。
私の留学中、オーストラリアのゴールドコーストでは競走馬が川を泳いでいました。調教の一部です。調教というにはのどかすぎる情景でしたね。
競馬場の周辺には厩舎が集まっており、夏期にはプール調教をする厩舎もあるのですが、プールの利用料を浮かすためか近くの川(流れが緩やかで運河のような感じ)に手漕ぎボートを使って泳がせている厩舎も少なくありません。
川では馬の泳ぎ方は見ることができませんが、プール調教をさせているときに水中を覗くと泳ぎ方がよく分かります。後脚で力強く推進させ、前脚は水中で大きな犬かき風です。水面のほうに脚が出たりしないので犬かきっぽくはないかもしれないですが、しっかりうまかきしています。



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2009年05月17日

獣医さんが馬に蹴られない訳

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三国ウェスト農場では馬の体調が悪いときには、獣医さんを呼ぶことがあります。
獣医さんがまず行うのは、馬の体温を測ること。
その際獣医さんは馬の肛門から体温計を差し込みます。
この時気になるのは、そんな馬の敏感なところを触って馬に蹴られない?という疑問です。

馬は蹴るときにまづ尻尾を振り下ろしてから蹴ります。
獣医さんは体温計を差し込む際、まづ馬の尻尾を持ち上げます。
こうすることで肛門に体温計を差し込みやすくすると同時に、馬が万が一蹴ろうとしたときに対処しやすくしています。

ちなみにこの法則、馬によって微妙に違いがあります。
例えば、騾馬(ラバ)にはこの法則がまったく当てはまらないそうです。
騾馬、わかりますか?
馬とロバのハーフです。
馬の運動能力とロバの温厚な性格を持った、一代交配種です。
よく荷物を運んだり、馬車を引いたりしています。

写真は、南フランスでショーに出演する騾馬です。



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2009年05月04日

馬の砂浴び

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三国ウエスト農場の馬は一日に一度以上放牧されます。
朝、一番の放牧。
練習後の、放牧。
などです。
彼らが放牧されて一番最初にするのは、砂浴びです。
いかにも気持ち良さそうなうなり声を上げ、時には数回にわたり何度も体を地面にこすり付けます。
その声は、人が熱い風呂に入るときに出すあの声そのままです。

さてこの砂浴び、何の為に行っているのでしょう。
一応物の本には、馬が体に付着したゴミ・寄生虫・抜け毛などをじぶんで擦り取る為と書いてあります。
しかし馬はその体を洗ったあとやブラッシングをした後も必ず砂浴びをしたがります。
場合によっては、わざわざ泥水の中をのた打ち回りせっかく洗った体を汚してしまいます。

まあ馬たちの気持ち良さそうなうなり声を聞いていると「まあ仕方ないかな」と思ってしまいます。

写真の馬は、5月10日の山菜の会の時に簡単なデモンストレーションを行う為の練習をした後の砂浴びです。
音楽のリズムに馬の足運びを合わせてゆくデモンストレーションです。
果たして、上手くできるでしょうか。
おたのしみに。

引き続き5月10日の山菜の会、
参加者お待ちしております。
http://mikuni-west.seesaa.net/article/117672912.html




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2009年04月12日

春乱舞

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馬小屋の床にひくオガ粉を貰いに、設楽(したら)まで行ってきました。
馬が寝転んだり休んだりしやすくする為、馬小屋の床には木の粉がひいてあります。
また、オガ粉が馬の尿を吸い込むことで小屋の中の衛生が保たれ、馬の蹄が痛まないようにする事ができます。
昔はこの敷材、ワラが使われていました。
しかし近年ワラは高級品です。
最近は稲の刈り入れは機械で行われ、稲の刈り入れと同時にワラは細かく裁断され畑に混ぜ込まれてしまいます。
現在競馬場などで使われているワラは、外国から輸入されたものが主に使われています。
そんなわけで、ワラに変わるものとしてオガ粉が多く使われています。
最近ではこのオガ粉も足りなくなってきており、これまた外国から椰子の繊維が敷材として輸入されていたり、また新聞紙の裁断されたものが使用されたりしています。
イギリスでは敷材にピートモスが使われているそうです。
ピートモスとは、古代に地表に堆積したコケが化石化したものです。
ふわふわしています。
このピートモス、一般にはスコッチウイスキーを作る際、モルトをこれで燻し香りをつけることで知られています。
スコッチの材料を馬小屋に・・・
イギリスっぽいですね。
日本ではピートモス園芸ショップで買うことができます。
もちろん、馬小屋にひけるような値段ではありませんが・・・

今回の写真2枚は、オガ粉をとりに行く途中で見つけた風景です。
水面に写る桜。
近年この地域で盛んに植樹されているしだれ桃。

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2009年04月04日

新生共生

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自然界では異生物同士の不思議な関係が存在します。
通常、自然界は「弱肉強食」「適者生存」の世界です。
しかし、まれにクマノミとイソギンチャクのような「共生関係」が存在します。
最近、温泉地などで見かける人の古い角質を食べてしまうドクターフィッシュなども新しい形の共生なのでしょう。
最近、三国ウエスト農場内で馬とカラスの新しい共生関係を発見しました。
今の季節は、馬の毛がたくさん抜けます。
長い毛足の馬だとどれだけブラッシングしても抜け毛が尽きる事がありません。
なかでも、北国出身の馬は長い毛を持っています。
そんな、長い毛を使い、巣作りをするカラスがいます。
馬も、毛づくろいをされて気持ちいいのか、体をついばまれてもジッとしています。
あまつさえ、背中に乗られて毛をついばまれても平気な様子です。
人間関係も、「共存共栄」といきたいものです。
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2009年03月17日

アンダルシア

IMG_1829_convert_20090317193335.jpgアンダルシアという馬ご存知でしょうか?
その名のとおり、スペイン・アンダルシア地方の原産の馬です。
その優雅な歩様に特徴があり、極めて自然に馬術姿勢を取る馬とも言われています。
世界中に愛好家が存在し、アンダルシア協会が設立されています。
日本でも、何頭か輸入されています。
性格も温和なものが多く、比較的調教がしやすいとの事です。
見た目の美しさに含め、その頭の良さから、近年ハリウッドでの需要も多い様です。
最近、ハリウッドで馬を担当する人がスペイン人ということもあるのでしょうが、馬が出てくる歴史スペクタル物といえば、大抵アンダルシアが使われています。
アンダルシアは乗馬だけでなく挽馬(馬車馬)としても活躍できることも、その登場率の高さの所以かもしれません。
三国ウェスト農場もアンダルシア、是非欲しいところですが、さきだつものが・・・
写真の馬は、10歳のアンダルシアです。
欲しい人がいたら売りたいそうです。
とても、買えません。
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2009年02月25日

腸内細菌

IMG_3032.JPG馬の主食は牧草です。
当然です。
しかし、当然疑問もあります。
馬は、肉(たんぱく質)もとらずに何故あれだけの筋肉を維持できるのでしょう。
特に、野生馬の場合、人間が与える大麦などの炭水化物もほとんど摂取できません。
その秘密は、実は馬の腸内に住む腸内細菌にあるといわれています。
腸内細菌といえば、まず思い出すのはビフィズス菌でしょうか。
しかし、腸内細菌には現在研究中のものを含め、多くの働きをするものがいるそうです。
馬の腸内細菌は馬が摂取した牧草を腸内で発酵させ分解し、たんぱく質に再合成するのです。

南洋民族の中でヤムイモ・タロイモなど一種類の食物だけで生活する人々がいます。
このような人々でも頑強な体を維持できるのは彼らが先祖代々受け継ぐ腸内細菌にその秘密があるということです。
中国の故事に登場する霞を食べて生活する仙人も、その厳しい修行で腸内細菌を手に入れていたとすれば、まったくの空想上のものとも言えないのではないでしょうか。

ちなみに、この腸内細菌は塩を養分としています。
ですから多くの乗馬クラブや牧場ではその餌に塩をまぜることにより馬や牛の腸内環境を整えています。
モンゴルなどの遊牧民が馬や羊がやせてきたとき岩塩を舐めさせるのはこのためです。
三国ウェスト農場の馬たちも毎食、塩入の食事をしています。
また、必要な場合はミネラルがたっぷり入った岩塩を直接舐めさせています
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扶助(馬への指示)の明確性

IMG_2857.JPGよく、馬に乗る人が「馬は人を舐める・馬鹿にする」「この馬、舐めている。」
などという言葉を口にします。
また、指導する立場にある人でも「馬に舐められるな。」などの言葉を使います。
また、往々にして、このようなことを言った後は拍車や鞭を振るうことが多いようです。
果たして、馬は人を<‘舐める‘> でしょうか。
もしかしたら、そういうこともあるでしょう。
しかし、馬が人の言うことを聞かないのは、ほとんどの場合<騎手の指示・扶助が一貫しておらづ且つ明確では無い>場合が多いようです。
正確な扶助(コントロール)は、意外と難しいものです。
例えば、手を動かそうと思って、一緒に足や体が動いてしまえばそれは馬にとって違う支持と受け止められてしまいます。
馬を正確に動かす為には、自身の身体を正確に制御する必要があるのです。
馬が自分の思ったように動かないとき、馬に怒声や鞭を振るう前に、まづ自分が間違いを犯していないかを充分考慮しなければなりません。
「人のせいにする前に、自分が間違いを犯していないか考える。」
なんだか私自身、できていないんですけど・・・・。
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2009年02月17日

例のオープニングシーン

IMG_1880.JPG おなじみのテーマ曲と共に松平健扮する将軍吉宗が登場するシーン、皆さん一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
 あの白馬は京都は岸本乗馬センター所属のマドンナ号です。
 あのオープニング多くの人がこんなことを思うようです。
 「江戸時代の日本にあんな馬いたの?」 
 答えを先に言ってしまうと、あんな馬がいたんです。
 吉宗は、武道奨励政策の一環で、オランダより馬の調教師を招いていました。
 このオランダ人、それまで途絶えていた流鏑馬を吉宗の御前で披露したりしています。
 またこの時伝えられた西洋馬術が日本馬術の一流派にもなったりしています。
 この時、オランダ人調教師と共にやってきた馬が、アングロアラブという種類です。
 そうあのオープニングシーンに登場する馬、マドンナ号はこのアングロアラブ種なのです(本当に)。
 ですからあのシーンは、意外と歴史考証的にも正しいといえるのです。
 ちなみに、そのとき日本に持ち込まれた馬は御領牧場での繁殖が試みられたそうですが失敗に終わったそうです。
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2009年02月12日

北京五輪

IMG_1349.JPG今日、乗馬ライフ(乗馬専門誌です)の北京五輪特集を読んでいました。
北京オリンピックでは珍しく馬場馬術が注目されました。
馬場馬術は北京唯一の男女混合競技でした。
チャンピオンはオランダのアンキィさん。
アンキィさんは40歳女性。
驚くことにアンキィさんは、ソウルオリンピックから4大会連続で金メダリストなんです。
馬術界のYAWARAちゃんです。

乗馬は性別を超えたスポーツです。
皆さんも始めてみませんか?
posted by 三国 at 20:05| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

毛代わり

IMG_0252.JPG暖かいです
今年は三国山、雪も積もらず暖冬です
なんだか、ありがたいような、寂しいような・・・
フキノトウも出てきて既に春の気配が濃厚な三国です。
気の早い馬はもう冬毛が抜け始めています。

さて、競馬場の馬や他の乗馬クラブの馬は馬着と呼ばれる馬の服を着せて貰っている場合が多いです。
馬着を着せる理由はいくつかありますが、ひとつは、
冬の間、馬着を着ている馬は冬毛が生えません。

冬毛がはえないことのメリットは
@夏毛の光沢ある毛並みを維持できる。
A長い毛足の冬毛は激しい運動で馬が汗をかいた後、乾きにくく風邪をひきやすいが、夏毛は毛足が短く汗をかいてもすぐ乾く。
                 ということです。

三国ウェスト農場の馬はより自然の馬を楽しんでいただくために、馬着を着ていません。
今日の写真は真夏の馬の写真です。
光沢がありますよね?
posted by 三国 at 22:37| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月23日

ホームページ作成中

IMG_1214_convert_20090304135232.jpg加藤寛一朗です。
現在ホームページを制作中です。

posted by 三国 at 20:13| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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