2015年12月08日

テロと戦うということ。


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三国山にも冬がやってきました、ついに初雪です。
昨今の国際情勢もまさに冬の様相。
ことしは寒い寒い冬の時代への突入の年でした。

世界中で頻発するテロ。
何の関係もない、武器を持たない人が犠牲になるテロ行為については、誰がこれを行うにしても一切の正当性はありません。
憎むべき犯罪です。

政治の話や宗教の話は、私ごときが語るものではありません。
しかしこの一連のテロについて、これを政治思想や宗教の対立にその原因を求めるのは間違っています。
これらテロの最大の原因は、やはり貧困であり其処から抜け出せない焦燥感です。
世界の富の偏在を解消しつつ、将来への希望を持たせる・自身の努力で貧困や現在の状況から抜け出せる、そんな希望の提示できる社会を作っていかなければ、本来的にはテロは減っていかないでしょう。

フランスのテロ。
びっくりしたと同時に、起こるべくしておきたといったとこでしょうか・・・。
フランスは他の多くの国と比べ、他の文化や人間にたいし、寛容性の多きい国です。
差別も少ないですし、街には雑多な人種が共存しています。
実は日本人の僕にとっても居心地の良い国のひとつです。
日本の柔道を始めとして、そう養正館武道のフランスでの普及も、日本文化が優れているとか何とかというだけではなくフランスの持つ寛容性・柔軟性の中ではぐくまれてきました。

そんななかでの今回のテロ。
残念な気持ちで一杯です。

一連の事件の中、特にフェイスブックを中心にいろいろな意見が飛び交いました。
しょうがないことではありますが、テロを受けフランス政府はシリアへの報復爆撃を行いました。
また難民・移民の排斥を掲げる政党が発言力を強めています。
しかしこれらの強硬姿勢は、対症療法的に一時テロを抑えるのみです。
そしてこの状況こそテロリストたちが、望むものです。

お互いの憎しみをあおり、対立を深めることこそ、彼らが求めている結果です。

彼らにテロの無意味さ、テロで世の中が変わらないことを見せ付けるには、普通の生活を続けることです。
これこそ最強のテロ対策になるのです。
今までどうりの生活・今までどうりの人間関係。
テロをしても、何も変わらない。
これを見せ付けることこそ。

しかし、実際日本で同じことが起こったらどうだろうか。
友人や家族がまきこまれたら、
巻き込まれる可能性があったら・・・。

普通の生活を続けることは、とても勇気がいるでしょう。
必要以上に引きこもったり、武装したりせづ、普通に・・・。
私にできるでしょうか・・・。
でもでも、やはりそうしなければならないでしょう。
それが、次のテロを起させない、唯一の私のできることなら。

事件直後からあふれる、フェイスブックのメッセージ。
なかにはもちろん過激な、強硬な意見もありました。
でもほとんどのメッセージは、自制を促し、過剰な怒りに対しての抑制のコメントでした。

「さあ、カフェに行ってコーヒーを飲もう。いつものようにね。」と、

いつもの生活を必死で守ろうとする勇気あるフランスの友人たちを、わたしは誇りに思います。
posted by 三国 at 13:13| Comment(0) | その他の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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