2015年03月09日

あの味。


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あこがれの食べ物ってありますよね。
私の場合、本に出てくる作中の食べ物、
たとえば、ハックルベリー・ファンの冒険にでてくるナマズのフライやシチューなんかです。
実際美味しいかどうかではなく、作中の人物がいかにも美味しそうに食べていることから、空想のなかでイメージが膨らんだあこがれの味になります。

そんなあこがれの味のひとつに、池波正太郎の剣客商売に出てくる「だいこんの煮物」があります。
作中で老剣士が昔の友人を家に招いたときに、質素に大根を煮たものだけで酒を酌み交わすというもの。
しかしその大根は囲炉裏でふつふつとやわらかく煮たもので、鍋から取り出すと大根全体にイノシシの油がトロリト絡み飴色に光っているというもの。
其処に山椒としょうゆをたらし、ホクホクと口に含みながら酒を飲む。
子供心にも、実にうまそうな・・・、食べてみたいものだと思っていましたがなかなか・・・。

こんな食べ物があったなと思うほど良く冷えた日、
材料がそろいましたので、作ってみました。
囲炉裏でゆっくり煮るのは大変なので、圧力鍋を使いました。
イノシシの脂が融け切るほどによく煮ましたら、これがうまい。
想像以上でした。




posted by 三国 at 19:28| Comment(0) | その他の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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