2014年05月12日

空手漫画を読んで。


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某有名空手漫画の、一気読みをしました。
いや〜面白かったですね。
感想は、またそのうち記事にしようと思います。
読んだ後、いやなんというか・・・、
不謹慎な話ですが「マルチ商法」って言葉を思い出してしまいました。

武道流派や団体、宗家や創設者がいます。
その下に、直弟子がいてそれぞれ道場を持ち弟子がいます。
またその弟子が弟子を持ち、それぞれ師匠に会費を払い、その何割かが県や地域の連盟に会費として収められ、またその何割かがさらにその上部組織に・・・。
いやゆる、子が子を作り増えれば増えるほど親が儲かる。
無限連鎖商法、マルチ商法の手口?です。
実際売っている中身も、「技術」です。
これって少し前にはやった、情報商材に近いものがあります。
もちろんこれは、大きな誤解です。
武道が提供するものは、実際的なものですしその提供にはそれぞれの先生の非常に細やかなケアがあります。
(とは言っても、本当のマルチ商法も同じことを言いますけど・・・。「うちの商品は本物。」とか)

何をいいたいかとゆうと、武道も組織拡張や利益追求を求めすぎてしまうと、
結局、中身のないマルチ商法に成り下がってしまう危険があるということです。
もちろんより多くの人に、武道の持っている理念や価値観を理解してもらうことは、重要なことでもあります。
しかしことさら特別感を演出したり、特権(これによって得られる利益・選民意識等の幻想)を強調すれば
さらに危険な、マルチ商法団体になってしまいます。
まあ実際的には武道そのものが昔と違い、それほど神秘に包まれたものではなくなっていますし、さほど魅力(広告力)ある商品ではないので、昨今それほどマルチ商法化する団体は見受けられません。
が、
やはりそのシステムは、マルチ商法化する危険を秘めていることには変わりありません。

そこで私なりに、武道団体がマルチ商法団体化しない基準を考えてみました。

まづ組織運営上の理念について、
これはもう、いたづらに拡大主義を採らない、
きちんとした技術承継や文化の保存こそその目的とすべき。
もちろんここに教育目的や健康増進目的があってもよいかもしれません。

お金について、
集められた会費は、まづ適正に管理されるべき。
組織の上位者が、不当にまた独占的にこれを利得すべきではない。
(これは別に、上位者は無償で奉仕というわけではなく、あくまで適正な。という意味です。)
たとえば末端の町道場の道場生から集められたお金も、形を変えて還付されるべき。
一道場ではできない、広告・広報などもこれに当たるでしょう。
マルチのように、上位者が単に利を得るためだけのシステムであってはなりません。
お金を納めたはよいけど、結局何もしてもらえないぞ?ではいけません。

私自身、武道そのものがなにかの手段になるとは考えていません。
ただ武道が好きで、武道にかかわる人が好きで続けているのです。
目的を持って体を動かすのは楽しいし、武道の合理性や実践性は時として自分の思考の糧となります。
許されるのなら、一生続けたいライフ・ワークです。
許されるなら・・・、ですが。
そのための、システム作り(お金も含めて)も重要ですね。

お金を稼ぐのは何が悪い!という意見はもっとも。
しかしお金は何かの対価として支払うものです。
何の対価もなしに、搾取することは、犯罪もしくはこれに準ずるものです。
練習場所の確保、指導員の確保、
何をとっても、武道はお金がかかることばかり。
無料で教えることがすばらしいなどと、妄言を吐く気持ちは毛頭ありません。
ただ組織が大きくなってくると、動くお金も大きくなってきます。
そうするとナカナカ平常心でいられなくなる人もいますね・・・。


posted by 三国 at 19:08| Comment(0) | 養正館武道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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