2020年06月20日

養正館武道写真集。

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ブックカバーチャレンジ七日目最終日。
やっぱりこれですね。
思えばまだ養正館武道のことを何も知らない頃、高校生になったばかりのワタシは地元の養正館武道の道場のメンバーと講習会に参加しました。
そのとき会場に売っていたのがこの本。
このとき初めて、自分の練習している武道の先生がどうやら日本人らしいと気づいたのを覚えています。
この本はかなり前に書かれたものです。
まあ、武道の解説書・技術書というのはなかなか難しいもので、うまく内容をが伝わらないのが常です。
ワタシもこの本は、望月拡雄先生の写真集として楽しんでます。
ヨーロッパでの初期の養正館武道の、プロモーションブックとしての役割が大きく、豊富な写真が養正館武道の理念とともに紹介されています。
養正館武道は、動きそのものは単純でもセンサマンべつに変化して柔軟にそれぞれの状況に対応していきます。
「一を持って十を制し、十を持って百に対す、百は無限。」
を、よく表現しています。
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2020年06月19日

「シュテンスベックの馬術」。

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ブックカバーチャレンジ六日目。
専門書に戻ります。
「シュテンスベックの馬術」。
こちらは、ミューゼラーに並びドイツ馬術を代表する馬術書になってます。
ミューゼラーの馬術は、書庫に埋もれて発掘出来ませんでした。
残念。
日本ではこのドイツ馬術のファンが多いです。
ひとつには、秋山好古等による日本陸軍騎兵部隊の創設時にドイツ式教練を採用したことに理由があると思います。
そういう意味では、ワタシの師が騎兵将校だった事からワタシの乗り方はドイツ式と言えなくもないです。
しかし実際には、収縮が要求されるような馬術の域にはなかなか到達できず、逍遙・軽速歩・障害飛越・競馬等を基本技術とするイギリス乗馬の影響下にありました。
日本馬術連盟の制定する「乗馬教本」も、イギリスポニー協会のマニュアルの翻訳であり馬術書ではありません。
本書はもちろん馬術書ですので「収縮で馬を作り、推進で制御する」ための技術書と言うことになるのですが、
他の本が、馬がどうあるべきかを中心に解説しているのですが、シュテンスベック・ミューゼラーは、騎手がどうあるべきかを中心に解説が進む。
あたかも「騎手が正しく乗れば、馬は正しく動く」と主張しておるかのようです。
実際そうです。
ですから、初心の段階から価値がある本ですし、特に乗馬指導者にとっては、指導の参考になるのでは無いでしょうか。
馬術とは、馬を制する前に自己を律するものである。との基本方針は、ある意味武道的でありまた日本人に好まれる点やもしれません。
実際、このシュテンスベック。古武士の雰囲気を持った馬術家です。
高齢で亡くなる直前まで乗馬していたそうで、
またその乗り方も鏡の前で30分、停止姿勢をとるだけだったそうです。
シュテンスベックがそうして乗ったあとは、その馬は誰が乗っても次々と高等馬術の技を繰り出したそうです。
完璧な口元、完璧な踏み込み伴った停止姿勢は、理論的にはそのような効果をもたらすやもしれません。
しかしこれを実践するシュテンスベックは、まさしく神業を操る名人と言えるでしょう。
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2020年06月18日

「文人悪食」。

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ブックカバーチャレンジ五日目。
「文人悪食」。
著者は、嵐山光三郎。
お堅い文学作品とは一線を画する文人評。
よに名だたる文人たちの食の好みこだわりに着目した本です。
そもそも、「食」にはその人の性格・価値観・習慣に育ちまで、強烈にあらわれるものです。
文人などというものは、本来的に個性の塊であり、偏執的であるわけですから、やはりその食はどこかかたよっており、また狂気をはらんでいるわけです。
本書を読むに当たって、石川啄木がどういう人で芥川龍之介がどんな本を書いたかなんかは、知っていればより楽しめますでしょう。
しかしまあ一般の日本人が義務教育までに習ったことを知っていれば充分楽しむことが出来ます。
もちろん、それなりにその人となりについても解説してありますし。
ワタクシ的にじわりとわらいがこみあげたのは、夏目漱石。
ロンドン留学中は、下宿に引き籠もり一歩も外には出ずに食事も部屋でしていたそうです。
そんな漱石も日本に帰ると火鉢でトーストを焼き、バターを塗って食べてみせ、周囲の人に「こういうものを食べなければ日本人は、いつまでたっても先進的になれない。」と講釈したそうだ。
今でも洋行帰りの留学生にこういうタイプいます。
この話に多いにワタクシ感銘を受けまして、今でもよく職場の焚き火でトーストを焼き、学生たちの前で講釈をたれるのを得意としています。
同じく洋行帰りの森鴎外は、白米の上に饅頭を乗せて煎茶をかけて食べるのがすきだったそうです。
こんなもの食べてる人が日本陸軍の食事・栄養学の責任者と言うのがまたグッときます。
こんな内容が文士37人ぶん。
嵐山光三郎の軽快な文章であくまで客観的に書かれています。
嵐山光三郎自身も、なんかのエッセイで興味本位で自分の母校の大学に夜忍び込んで池から亀を盗んで煮て年老いた母親とクッタはなしを書いていましたから、中々の、、、

ちなみにこの本、続編に「文人暴食」があります。
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ベイビーズ。

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ブックカバーチャレンジ四日目。
ベイビーズ。
動物の子供の写真集です。
子犬・子猫に始まり、カバの赤ちゃんまで。
この写真集、一言で言えば「あざとい」。
だって、なんだって子供の頃はかわいいにきまってる。
表現者たるもの、物事の深淵に着目してみる者にメッセージを投げかけるべきじゃあないのか。
誰がみても可愛いものを、ほらかわいいでしょと写真に撮るのは、あざとさしか感じない。
そもそも、生物が産まれたばかりの頃可愛いのは、原始的な生存本能にすぎない。
ひ弱で無力な赤ん坊は、だれかに庇護して貰う必要がある。
そのための、誰がみても可愛いなのだ。
人間でも動物でも産まれたばかりの頃は、なんにでもすぐなついてしまう。
これは、いつ親に捨てられても良いようにしている本能なのだ。
しばらくして人見知りするようになるのは、現状の庇護者(多くの場合は親)への信頼からなのだ。

なぜ、ワタシがこの本をブックカバーチャレンジにあげたか。
こんな可愛い写真集みて、感受性豊かで優しそうな人柄だと思ってもらいたいからだ!
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2020年06月17日

フィリス氏の馬術。 サンファール大尉の馬術。

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ブックカバーチャレンジ三日目。
今日は、ちょっとルール違反して2冊同時の紹介です。
フィリス氏の馬術。
サンファール大尉の馬術。
言わずとしれた、馬術の基本書です。
この2人はたまたま同じ時代に産まれた、名馬術家。
別の時代に産まれれば、それぞれが時代を代表する馬術家であったろうといわれています。
このふたりがライバル心剥き出しで論戦しているのも、この2冊の読みどころです。
2人は議論が高じ、当時のメジャー新聞のパリ新聞で公開紙上討論まで展開しました。
当時のヨーロッパでは、馬術論が社会問題になる程、馬が生活・文化に密着していたのかと驚きます。
実際、本書のなかでは現代乗馬では考えられないような状況も説明されてます。
いわく、河に馬と共に転落した際に馬と一緒にじょうずに泳ぎ切る方法など和式馬術における水馬の術に相当する解説もあります。
この2冊、結局は馬術の本なので技術目的は同じところにあります。
それは、馬術の基本術理である「収縮」をいかに完成させていくかです。
収縮とは、ざっくばらんに言えば縦に長い馬の馬体を短くする技法です。
長い棒より短い棒の方が振り回しやすいのと同じように、馬体も短ければ少ない労力でより複雑な指示が出来るというわけです。
実はこれが乗馬と馬術の違いになっていくのですが、
馬を短くすると言葉で言うものの実際やろうとするとかなり難しいものです。
フィリスはその際、馬の口の作り方を重視します。
サンファールは、後駆の踏み込みを重視します。
サンファールは、工科学校を出た軍人なので原理原則に厳しく力ずくの部分もあります。
フィリスは、サーカス出身と言うこともあるのか、少し技巧的です。
これらの違いは、お互いの環境・キャリア・年齢などの違いによるところでどちらが正しいと言うものではないでしょう。
現代の我々は、彼らの本を読むことでより馬術の基本術理である収縮について理解を深め、そのきっかけを掴む事ができるでしょう。

ちなみに前述のパリ新聞での公開討論は、拍車の目的がテーマでした。
拍車。
実は現在においても拍車の使い方は、いろいろな議論があり結論は出ていません。
フィリスは、拍車を馬に指示を与える扶助の道具としています。
サンファールは、拍車を鞭と同じく懲戒の道具としています。
どちらにしても、明確な目的意識を持って両名とも拍車を使用しています。
ただ漫然と、上級者だからといって拍車を付けたり、格好つけで拍車をはかせるホースマンは、反省しなければなりません。
ワタシも子供の頃、そろそろ拍車を使って馬に乗ろうという頃、先生に拍車をねだりました。
そのとき貰ったのが、写真の拍車。
輪拍と呼ばれる、非常に鋭いものでとても使いこなせるようなものではありませんでした。
こんなのでうっかり馬腹を触ろうものなら、馬はぶっ飛んでいきます。
まあ、オモチャの刀をねだったら真剣を渡されたようなものです。
騎兵将校だった坂上先生は、当時の僕にはひたすら優しいお爺ちゃんだったんですけど、要所要所で厳しくしつけてくれたものです。
フランスの諺にある、「拍車も猿が使えばカミソリの刃」をこうやってワタシに教えたのでしょう。
拍車の使用は、動物愛護の観点から批判にさらされています。
結果、先の丸いものや短いものをファッションのように履き、かえってだらしなく使うものが多い気がします。
う〜ん、ワタシが言うはなしではないか、、、
posted by 三国 at 08:13| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月16日

クセノフォーンの馬術。

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ブックカバーチャレンジ2日目。
クセノフォーンの馬術。
こちらは、なんと世界最古の馬術書を翻訳したものです。
著者は、アテネの騎兵隊長であったクセノフォーン。
紀元前450年に書かれたもので、あのミノタウロス伝説のクノッソス島で発掘されたものです。
ソクラテスが紀元前400年頃の人なのでまあその辺の時代の本です。
私たちは、馬術の歴史はこの本より始まったと考えます。
もちろん人類と馬は、その遙か昔からかかわり合があったでしょう。
しかしただ馬に乗る使役するではなく現在の推進・収縮を基本技術とする最初の体系書がこの本です。
わかりやすく言えば、日本刀は古代から存在するし棒での打ち合いは原始からあります。
ソレを最初に武道・武術にしたのが、愛洲陰流の飯塚長井斎みたいな話です。
(あれっ?わかりにくいかな?)
現代と大きく違うのは、馬自体がまだ改良が進んでいないためかなり気が荒い。
そこで、前半調教の大きな部分が、選馬・癖馬の話です。
これはやはり改良を重視しなかった、我が国の和式馬術にも共通して随分参考になるところです。
またこの時代の馬術の大きな特色の一つは、鞍がないと言うことです。
鞍や鐙は、実は馬術の歴史のなかでは随分新しいものです。
改良前で小格馬だとしても荒い裸馬を乗りこなすのはさぞかし熟練がいったでしょう。
ハリウッド映画のトロイでは、ブラッドピットが史実どうり、鐙なしで見事に馬を乗りこなしており、ワタクシ的見所の一つでした。
本書後半は、ペルシャへの軍事侵攻したさいの日記です。
世界史では、アテネの重装歩兵の話は出てきますが騎兵は無視です。
本書は技術書であるものの、古代ギリシアにおける騎兵の戦術・役割を詳細に知ることができ歴史ロマンがビシバシ刺激されちゃうこと間違いなしです。
posted by 三国 at 02:06| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

今村馬術

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加藤英男先生からのお勧めで、ブックカバーチャレンジ1日目。
今村馬術。
馬術家・馬のプロにとっては、基本書の一つです。
著者は、日本陸軍騎兵学校の教官でありかの西中尉の師です。
西中尉と言えば、我が国唯一のオリンピック乗馬競技のメダリストです。
ベルリンオリンピック入賞のさいの西中尉の愛馬ウラヌスの裏話から調教・馴致の基本方針まで詳細な記録がみてとれます。
本書の前半は、ガチガチの伝統的馬場馬術の説明です。
本書のキモは、後半のイタリア式馬術にあります。
伝統的馬場馬術が、騎士の一騎打ちを元に発展した技術に対し、
イタリア式は、機動的・集団的に運用される近代騎兵戦術を元に作られた技術体系です。
このイタリア式は、当然西中尉がメダルを取った障害飛越競技と親和性が高く、結果として日本人唯一のメダルつながった訳です。
調教より馴致を重視する今村馬術は、現在においても重要な価値観を我々に提示しています。

てか、乗馬先進国のヨーロッパでも騎兵の集団的運用は、大砲の運用とともに始まった近代戦術なんですよね。
去勢技術もなかった日本においては、、、
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滝修行

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もはや、滝修行せざるを得ない場所です。
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郡上八幡

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2020年06月14日

焼き鳥。

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焼き鳥焼いて食べました!
ウズラですが、野鳥にちかい味を堪能しました。
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2020年06月13日

道場再開


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やっと、道場再開しました。
みんなの後押しなければ辞めていたかもしれません。
また、一歩づつ。
よろしくお願いします。
posted by 三国 at 19:19| Comment(1) | 養正館武道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする