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馬の毛並み。
皆さんいくつ言えますか?
鹿毛・黒鹿毛・青毛などなど・・・。
特徴的な、毛並みでは青毛(黒)と葦毛(白)でしょうか?
今回はこの二つの毛並みをこよなく愛する二つの国のお話です。
ヨーロッパ大陸における大国家の一つであるフランス。
この国のお気に入りの馬の毛並みはなんといっても葦毛、白馬です。
この国を代表するような名馬は白馬が多いです。
例えば有名なナポレオンの愛馬(彼が砲兵将校出身だったことからラバだったという話もありますが)マレンゴも白馬。
名画「ナポレオンのアルプス越え」でみられます。
またカレーの港からパリまで鮮魚を運んだ輓馬「ブーロンネ」もまた白馬です。
これは、夜道を疾走するに目立つ用途の説明がありますが、実際はフランス人の好みで繁殖された結果葦毛が多くなったのが実際でしょう。
また、写真の「カマルグ」、これはフランスの野生種として有名で海岸地帯の湿地帯で繁殖しています。
日本の道産子のように、体躯よく頑丈で愛されます。
ビクビクせづ爪が頑丈で外乗や使役用に使われ、闘牛などにも使われます。
これも白。
フランス人の葦毛馬への愛を感じざるを得ません。
たいして、青毛。
ぞくに真っ黒な馬を指し青毛と言います。
この黒色を愛する国は、イギリスです。
そもそもこの話思いついたのは、三国ウェスト農場にイギリスの方がいらっしゃる際黒色の馬に興味をそそぐことがとても多いことからこの記事を書いています。
とにかく彼らは黒い馬大好き(もちろんいろいろな人がいて皆おんなじではないけど)。
実際イギリスの馬を題材にした映画や小説に出てくる馬はみんな「黒」。
例えば、あのイギリスにおける動物愛護法のきっかけになったといわれる「黒馬物語」。
もう「黒馬」っていちゃってるもんね。
もちろんイギリスの偉人たちの乗る愛馬もみーんな青毛。
ととえば、たとえば、
薔薇戦争当時のウォリック伯の愛馬、「ブラック・サラディン」。
これももうブラック言ってますね。
そしてロバート・バイアリー大佐の乗馬。サラブレッド三大始祖の一頭とされる「バイアリー・ターク」。
これも、絵で見ると真っ黒。
イギリス人の、黒馬への偏愛ぶりを垣間見れます。
次回は日本のお話。